【Seminar】第20回 安全潜水を考える会 研究集会を開催!

今年で20回を迎える「安全潜水を考える会 研究集会」。
DAN JAPANにご協力頂いている潜水専門医師や、海上保安庁などの講師から直接ダイビングの安全に関する話を聴講することができます。

DAN JAPAN会員は無料、さらに今年は非会員でも1,000円で聴講が可能です。会場に入場できる人数には限りがありますので、事前申込制とさせていただき、人数に達した場合には締切とさせていただきます。
お申込みはお早めに!

開催案内
【日時】2018年10月27日(土)13:00~17:00(12:30開場)
【場所】東京海洋大学 越中島キャンパス 八十五周年記念会館
    ※ページ下部の地図をご確認ください。
【参加費】
 DAN JAPAN会員(一般/インストラクター/スポンサー):無料
 安全潜水管理者・DDNET医師:無料
 DAN JAPAN非会員・パートナーシップメンバー:1,000円
 ●交流会:1,000円
 ※会員の方は、必ず会員証をご持参ください。
 ※会員以外の方は、受付にてお名前をお伝えください。
【参加申込】※事前申込制です。
 メールにて、①会員番号 ②お名前 ③交流会への参加有無をお送りください。
 ◆申込先:(一財)日本海洋レジャー安全・振興協会 DAN JAPAN事務局
   mail:info@danjapan.gr.jp
   TEL:045-228-3066 FAX:045-228-3063
 ※電話もしくはFAXでもお申込みいただけます。
 ※スポンサー会員は、1口につき3名様まで無料でご聴講いただけます。
 ※DDNET医師、安全潜水管理者、非会員の方も必ず事前にお申込みください。

【スケジュール】
 12:30~ 開場
 13:00~ 開演(各1時間 ※質疑応答10分含む)
  海上保安庁警備救難部 救難課
   「海上保安庁における安全潜水について」
  松本 秀夫 先生(東海大学 体育学部)
   「大学におけるダイビングと安全~学生が安全に潜るための枠組み~」
  小島 泰史 先生(東京医科歯科大学附属病院 高気圧治療部)
   「ダイバーにとってメディカルチェックとは」
 17:00~ お楽しみ抽選会
 17:30~ 交流会(19:00 終了予定)


●案内図(東京海洋大学HP)

●JR線 京葉線・武蔵野線 越中島駅 1番出口 約徒歩2分
●地下鉄 大江戸線・東西線 門前仲町駅 4番出口 約徒歩10分
●地下鉄 有楽町線・大江戸線 月島駅 徒歩約10分

 

【Report】2016年ダイビング事故死亡者数統計

IDAN Diving Fatalities Report 2016

DAN JAPANでは、DANアメリカ、DANヨーロッパ、DANアジアパシフィック、DAN南部アフリカと共にIDAN(インターナショナルDAN)を組織し、全世界でダイビング事故が発生じた場合のアシスタントを行っています。
各DANではダイビング事故の情報を収集し、傾向と分析をしています。
2016年の圧縮空気潜水による死亡事故数が報告されましたので、掲載します。

各DAN死亡者数は、DANホットラインコールや事故報告を通じて収集されています。(DAN JAPANでは海上保安庁の統計、およびホットラインコール、事故報告などの総数です。)

2015年の統計では182名でしたが、2016年は200名と約9%増加しました。
2014年は222名と多くの死亡事故が発生しており、2015年は減少したのですが2016年は再度増加に転じました。
ダイビング事故は様々な原因により発生し、この統計からは各事故の詳細な発生原因は不明です。

【主に増加した国】
●アメリカ 39名→59名(2014年は80名)
●オーストラリア 8名→14名
●メキシコ 2名→6名
など

【主に減少した国】
●日本 15名→11名
●韓国 15名→6名
●イギリス 9名→5名
●インドネシア 7名→3名
など

DANでは、ダイバーが事故を起こさず、全世界の事故者が1名でも減少することを目標に、今後も引き続き活動を行ってゆきます。

↓イラストをクリックするとダウンロードが開始します。

 

【Medical FAQ/医療相談】睡眠障害で服薬中のダイビング

◆相談内容◆

質問者:インストラクター

睡眠障害のあるお客様からトレーニング受講の申し込みがありました。
ダイビングのトレーニングが可能かどうか、また条件付きとなるか助言を頂きたく思います。
指導者としてアドバイスするために、専門医のご見解をうかがいたいと思います。

【ゲスト情報:20代・男性】
2年前から睡眠リズム障害を患い、現在通院中。朝起きられないなどの症状があった。1年ほど前から改善し、バイトなどにも遅れることなく行けるようになった。改善がみられるため、薬を減らす方向で治療を進めている。
処方されている薬は、2種類。
●ロゼレム:毎日服用
●マイスリー:屯用として服用

◆医師からの回答◆

最終的には主治医と相談の上での判断となりますが、ここでは考え方について触れます。
今回の質問は、2つの問題に分けられるでしょう。
①薬の問題
②病気の問題

①薬の問題
毎日服用のロゼレムはメラトニンに作用するタイプの睡眠導入剤です。
短時間作用(効く時間が短い)とされますが、実際には翌日まで効果が持ち越すことがあることが知られています。
つまりは、翌日も眠い。そのため、車の運転、危険な機械操作など避けることが求められています。
潜水は運転操作に準ずる注意力が必要とされており、車の運転が禁止(ないしは勧められない)、と主治医に判断されている場合の潜水は望ましくないでしょう。

また、一般論としては、薬の処方内容(量・種類)を変更中の潜水は勧められません。
【参考文献】DAN JAPAN会報誌「Alert Diver 61号(2016年発行)P2~7 :薬は潜水可否のヒント!?」
※DAN JAPAN会員ページ「MyDAN」に掲載されています。(ログインが必要です。)

主治医としては状態が落ち着いたので投薬を減らすのですが、減らした結果症状が再発する可能性もあります。そのため、潜水は一定期間投薬中で副作用なく落ち着いていること、ないしは減薬した結果、状態が落ち着いていることを確認してから、となると考えます。
よって減薬スケジュールも把握した方がよいでしょう。

②病気の問題
睡眠障害を起こす病気(原因)は様々です。
睡眠リズム障害であれば生活習慣の問題かもしれませんが、うつ病その他何らかの精神科的疾患によると診断されてはないでしょうか。その場合は病気の状態と潜水適性についても考慮する必要があります。
・潜水への意欲
・きちんと指示を守れるか
・注意力は正常か
・他者(バディ他)との協調性に問題ないか
等を総合的に判断することになります。

上記は主治医の判断となりますが、仮に主治医が潜水許可をした場合でも、面談の結果、インストラクターの立場からは潜水を勧められない、との判断もあり得るでしょう。
逆の判断(主治医は勧めないが、インストラクターが許可する)は不可能であると思います。
以上の点に注意し主治医と相談して判断してください。

-DAN JAPANメディカルチーム

【Report】DAN JAPAN2017年度活動報告

DAN の使命は、ダイビングにおける安全性の向上です。
全世界で5つのDANで、同じ目標を目指し、協力して活動しています。
→DANビジョン&ミッション

「DAN JAPAN=保険」という印象が強いですが、DAN JAPANでは様々なサービスを提供しています。

他のダイビング保険と異なる点は、事故を予防するための正確で最新の情報提供、潜水専門医によるメディカル・インフォメーションライン(医療相談)、緊急時対応の緊急ホットラインサービスなどを提供している点です。
これらの活動は、全てのDAN JAPAN会員により、支えられています。

2017年度のDAN JAPAN活動実績をとりまとめてみました。
どんな方がDAN JAPANに入会しているか、また、他の会員がどんな時にDAN JAPANを利用しているか、ご存じですか?

【2017年度 DAN JAPAN活動報告】
↓クリックでダウンロード開始します!

【安全情報】クラゲに注意!

「お盆以降はクラゲが出る」?
気を付けたいクラゲや、予防法、応急処置などについて再確認しよう

ダイビング中、クラゲに刺された経験のあるダイバーは多いと思います。
毎年海水浴中のクラゲ被害が多く報告されていますが、近年は海水温の上昇などの影響でシーズンに関係なくクラゲが出現し、発生エリアも広くなってきているとの情報もあります。
このため、お盆とは関係なく注意が必要です。

クラゲには様々な種類がいますが、強い毒性を持つクラゲは心肺停止に至ることもありますので、予防や応急手当の方法について再確認してください。

【特に注意したい猛毒を持つクラゲ】

クラゲの種類・特徴 学名/英名
【アンドンクラゲ】

<写真:(一財)日本ライフセービング協会より>
●特徴:
立方体の傘部は2cm~3cm、薄桃色の触手が20cm程度伸びている。触手を除き体全体がほぼ無色透明。大潮の時など、多数の群れを作る。お盆前後に海水浴場で遭遇するのはアンドンクラゲが多い。
●刺されると?:
刺されると激痛を感じ、患部はミミズ腫れのようになる。アンドンクラゲに複数回刺されるとアナフィラキシーショックを起こす可能性があるので注意が必要。
●アンドンクラゲの仲間(箱虫綱):「ハブクラゲ」「ヒクラゲ」など。毒性が強い。オーストラリアでは大型の「キロネックス」が分布しており、死亡事故が発生している。
【ハブクラゲ】
学名:Chironex yamaguchii/英名:Habu Jellyfish
[学名]
Carybdea brevipedalia
[英名]
Box Jellyfish
【カツオノエボシ】

●特徴:
大きさ約10cmの透き通った藍色の浮袋を持ち、海面下に伸びる触手は平均10m、長いもので約50mになる。
●刺されると?:
非常に危険。触手に強力な毒を持ち、刺されると強烈な電撃を受けたかのような激痛がある。
患部は炎症を起こして腫れ上がり、痛みは長時間続く。2度目に刺されるとアナフィラキシーショックを起こす可能性がある。
カツオノエボシに刺されて、数分から15分ぐらいで発症する。症状は様々で、全身性じんましん、くしゃみ、せき、呼吸困難、悪心、脱力感、心臓のどきどき感、不安感などが出る。ショック死する危険性もある。
[学名]
Physalia physalis
[英名]
●Portuguese Man O’ War
●Floating Terror
【アカクラゲ】

●特徴:
放射状の褐色の縞模様が走る直径9-15cm程度の傘と、合計で40-56本の長さ2m以上の触手を持つ。
乾燥すると毒のある刺糸が舞い上がり、鼻に入るとくしゃみを引き起こすため、「ハクションクラゲ」という別名を持つ。また、縞模様から「連隊旗クラゲ」とも呼ばれる。
●刺されると?:
触手の刺細胞は強く、刺されるとかなり強い痛みを感じる。
[学名]
Chrysaora Pacifica
[英名]
Japanese Sea Nettle

クラゲは刺されないように予防することが大切
肌の露出を押さえ、クラゲを見かけても近寄らないようにしよう

ダイビング中も、水面移動の際や、スノーケリングをしている時などは特に注意が必要です。
水温が高くなり、露出の多い状態でマリンスポーツを楽しむ方が多くなるこの季節。クラゲの被害に遭わないためには、できる限り肌の露出を避けるなどの対策が必要です。

予防法その①:肌の露出を減らす
→ウエットスーツやラッシュガードを着用することにより、クラゲに刺される可能性のある範囲を狭くしましょう。着用することで日焼け防止にもつながります。
予防法その②:クラゲがいない海水浴場を選ぶ
→海水浴場によっては、クラゲ侵入防止ネットを張った海水浴場があります。高波などで、侵入を完全に防ぐことはできませんが、何もない場所よりは、被害に遭う危険性が低くなります。
※クラゲ防止ネットには、切れた触手が絡まっている可能性もありますので、触らないようにしましょう。海岸に打ち上げられたクラゲに刺される場合もありますので、注意が必要です。
予防法その③:見かけても近寄らない
→傘の部分が見えても、水中では触手が見えにくいことも多いです。数十mもの長い触手を持つクラゲもいるので、十分に注意してください。

もし刺されてしまったらどうする?
酢が逆効果になるクラゲの種類もいるので注意

万が一クラゲにさされてしまった場合には、まず応急処置を行い、医療機関での受診をお勧めします。

応急手当その①:触手を抜く(触手が視認できるほど残っている場合)
触手が残っている場合には、再度刺される場合があります。手袋やピンセット、もしくは身近にない場合にはハンカチなどを当てて抜いてください。
応急手当その②:洗い流す
海水で、刺胞を刺激しないよう優しく洗い流します。(真水だと刺胞が活性化してさらに悪化する場合があるので注意が必要です。)
応急手当その③:温める、冷やす
●温める
クラゲ毒の主成分はタンパク質毒素で、40℃以上の熱に弱い特徴があります。刺された箇所を40℃以上のお湯に浸けると痛みが軽減されます。
温めることで悪化するクラゲの種類は存在しません。
●冷やす
刺された箇所は腫れて熱を持つため、冷やすことで血管を収縮させ、痛みが和らぎます。冷やす場合は、冷たいペットボトルの飲み物や、氷水を入れたビニール袋などを当てて冷やしてください。
応急処置の後は?:
応急処置がすんだら、医療機関での受診をお勧めします。

【応急手当の注意点】
●アナフィラキシーショック:
クラゲ類の刺胞毒の多くはタンパク質毒素であり、上記のようなクラゲに複数回刺された場合には、アナフィラキシーショックを起こす可能性があるので注意が必要です。
アナフィラキシーショックは、受傷後10分から15分経ってから起こる場合があり、溺水につながる可能性があります。このため、海から上がり応急処置をすることが理想です。
ダイビング中に刺された場合は、まずはガイドに伝え、強い症状が出ているのであればダイビングを安全に中止するよう、リクエストするのが良いでしょう。
●「酢」を使用した対処:
酢は、アンドンクラゲやハブクラゲ、キロネックスなどのハコクラゲ(箱虫綱)には有効です。刺糸が発射されていない刺胞に作用し、不活性化します。
しかし、体内に既に入ったタンパク質毒素(タンパク質を溶かす)や溶血性毒、神経毒などは不活性化しません。
また、カツオノエボシやアカクラゲの応急処置に使用すると、刺胞を活性化されるといわれているため、刺されたクラゲの種類が判らない場合に「酢」の使用は禁忌です。
刺胞毒の反応はアレルギー症状で、個人差があります。刺された跡を見て、何のクラゲに刺されたか判断するのは困難です。

<出典>【一般財団法人 日本ライフセービング協会(知ってほしいWater Safety)】

【Medical FAQ/医療相談】数か月前の潜水による減圧症の疑い

◆相談内容◆

質問者:インストラクター(30歳代女性ゲストについて)

【ダイビングプロフィール】
●1日目
①潜水時間:51分、最大水深:36.8m(平均19m)
(最後に残圧が少なくなり、減圧途中でいったん浮上。再度潜水し減圧した。)
水面休息時間:94分
②潜水時間:55分、最大水深:19m(平均11m)
●2日目
①潜水時間:45分、最大水深:31.6m(平均15.8m)
水面休息時間:74分
②潜水時間:45分、最大水深:29m(平均16.2m)

潜水当日は全く症状がなかったのですが、潜水から数日後に「血圧が下がった感じがして寒気がして体が震える、胸が苦しい」という症状が出現。
以後、疲れた時に「血圧が下がった感じがして寒気がして体が震える、手がしびれる、体力が落ちたように感じる、体に力が入らない感じがする、頭痛、めまい、食欲不振、副鼻腔が痛くて重い、胸が痛む」といった症状が出現。

さらに、潜水から7か月後に頭痛、手足のしびれ、口の周りのしびれの症状が出現したそうです。
現在、潜水から10か月後ですが 、「昨夜、就寝中に窒息しそうになって目が覚め、全身の震え、胸の痛みが突発的にでた。数分で収まった。」と言った症状を訴えておられます。

これだけ時間が経つと因果関係も微妙かと思うのですが、減圧症の可能性はありえますでしょうか?
減圧症疑いの場合、再圧治療は価値がありますでしょうか。
最初の症状が出た時にはお聞きしておらず、今日初めて話をお聞きしたので、どのように考えればよいかと感じています。

◆医師からの回答◆

◎減圧症の発症時期は?
減圧症の発症時期は、米海軍データベースでは水面浮上1時間以内42%、8時間以内83%、24時間以内98%であり、数日後より発症した症状に関しては一般的には減圧症でない可能性が高くなります。軽症であったために本人が発症に気づかずに時間が経過した、という場合もありますが、軽い症状であれば時間経過とともに徐々に改善することが多く、その後長期にわたり症状が持続していることは考えづらいといえます。
◎再圧治療のタイミングは?

仮に、減圧症であった場合、減圧症では早期治療が原則です。
医療機関によっては発症後1ー2か月程度までは治療効果があるとの判断で再圧治療を行うこともありますが、それ以上経過した場合は一般的には再圧治療の適応はありません。なお、参考までに、健康保険での再圧治療の適応は発症後1か月以内となっています。
◎今回のゲストの場合
今回の潜水プロフィールを見ると、窒素負荷が大きく、減圧症を発症しても不思議ではありません。
しかし、最初の症状が潜水の数日後より生じていることを考えると、一般的には減圧症ではないと考えられます。また、潜水から7か月後、10か月後から初めて出現した症状を約10か月前の潜水と関連づけることは困難です。よって、現状で積極的に減圧症を疑う理由は少ないと思われます。
また、仮に減圧症であったとしても、発症から10か月がすでに経過しているため、一般的には再圧治療のタイミングを逃しており治療適応はないと考えられます。以上より、実際に再圧治療が行われる可能性は否定的ですが、心配であれば潜水医学に詳しい医師への受診を勧めることは、担当インストラクターとして妥当な判断の一つと考えます。

―DAN JAPANメディカルチーム

【会員サービス】診療報酬点数改定と再圧治療費補助

2018年4月1日から再圧治療の診療報酬点数が改定
連動してDAN JAPANの再圧治療費補助制度も変更に

今回の診療報酬点数改定において、主な変更は2点です。
①減圧障害の再圧治療診療報酬点数は一律に(救急/非救急の区分なし)
②保険点数の変更

【2018年4月1日改訂】
厚生労働省告示第 43 号、および厚生労働省保険局医療課長通知 保医発 0305 第 1 号
●高気圧酸素治療(1日につき)
減圧症または空気塞栓に対するもの:5,000点
●減圧症又は空気塞栓に対して、発症後1か月以内に行う場合に、一連につき7 回を限度として算定する。

この変更に伴い、再圧治療は50,000円、自己負担額が15,000円となりました。*
*医療費の自己負担割合が3割の場合

ダイビングにおいて、安全に注意しながら潜水し、減圧障害を発症しないことが最重要です。
しかし、体調や海況など、様々な条件で減圧障害を発症する可能性はゼロにはなりません。
減圧障害が疑われる場合、可及的早期に再圧治療を行うことがゴールデンスタンダードです。
早期に再圧治療が行われることで、必要な治療回数が少なくなること、後遺症が残りにくくなることが期待されます。
また、応急手当としては酸素吸入(フリーフロータイプの場合、流量15リットル/分以上)が望まれます。

DAN JAPANでは、会員サービスとして「再圧治療費補助」を実施しています。
発症が疑われるダイビングから2週間以内に健康保険を使用して再圧治療を受け、治療後3週間以内に申請された場合、1会員年度内1回、上限20,000円の再圧治療費をお支払いしています。

「安全」には「万が一の際の準備」も含まれます。
ダイビングが盛んになるこの時期に、再圧治療費補助について改めてご確認ください。
診療報酬改定に伴う再圧治療費補助の対応について(会報誌vol.12)

再圧治療費補助