(開催中止)【Seminar】ダイビング安全講習会の開催決定!

【重要】「DAN JAPANダイビング安全講習会」の中止について

新型コロナウイルス感染症に関し、政府及び関係機関等から提供される情報を基に状況を注視してきましたが、4月以降につきましても感染症が終息していない可能性が考えられることから、開催を予定しておりました「DAN JAPANダイビング安全講習会」については、参加者及び関係者の健康・安全面を第一に考え、やむなく中止させていただくことに致しました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。

「ダイビング安全講習会」を全国6会場で開催します。
本年のテーマは「ダイバーとしての知識を深めよう ― 潜水医学・海の環境・海の安全について -」です。
DAN JAPAN会員の方は無料で聴講できますので、ぜひご参加ください。

【重要】セミナー開催における新型コロナウイルス対策について


【参加費】
DAN JAPAN会員(一般/インストラクター/スポンサー):無料
パートナーシップメンバー:無料
安全潜水管理者:無料
※DAN JAPAN会員の方は必ず会員証をご持参ください。

【申込方法】

メールにて、①会員番号②お名前③参加予定会場をお送りください。
■申込先:(一財)日本海洋レジャー安全・振興協会(DAN JAPAN)
mail:info@danjapan.gr.jp
※電話またはFAXでもお申込みいただけます。(TEL:045-228-3066/FAX:045-228-3063)


【第1回】東京会場
日  時:令和2年4月4日(土) 13:20~17:00
場  所:としま区民センター7階(701-702-703会議室)
東京都豊島区東池袋1丁目20-10
アクセス:https://www.toshima-mirai.or.jp/center/a_kumin/
講  師:藤原 秀一 先生(いであ株式会社 技術顧問/元海中公園センター)
鈴木 信哉 先生(亀田総合病院 高気圧酸素治療室 室長)
海上保安庁講師(現在調整中)


【第2回】札幌会場
日  時:令和2年4月11日(土) 13:00~17:00
場  所:札幌駅前ビジネススペース 2-B
北海道札幌市中央区北5条西6丁目1-23 第二北海道通信ビル2階
アクセス:http://sebs.pw/access.html
講  師:田中 準 先生(環境省北海道地方環境事務所 国立公園課長)
藤田 智 先生(旭川医科大学 医学部 教授/救急救命センター センター長)
海上保安庁講師(現在調整中)


【第3回】大阪会場
日  時:令和2年4月18日(土) 13:00~17:00
場  所:貸会議室 プランセカンス
大阪府大阪市淀川区西中島4-2-26 天神第一ビル605号室
アクセス:https://www.spacemarket.com/spaces/3BEFURna393-iAi4/rooms/wN3KfdN5qQqma4AK
講  師:高橋 明子 先生(環境省近畿地方環境事務所 国立公園利用企画官)
近藤 美紀子 先生(医療法人近藤眼科 理事長)
海上保安庁講師(現在調整中)


【第4回】名古屋会場
日  時:令和2年4月19日(日) 13:00~17:00
場  所:貸会議室イールーム名古屋駅前A
愛知県名古屋市中村区名駅3-12-14 今井ビル5F
アクセス:https://www.spacee.jp/listings/10975
講  師:中嶋 清徳 先生(名古屋港水族館飼育展示第一課 課長)
近藤 美紀子 先生(医療法人近藤眼科 理事長)
海上保安庁講師(現在調整中)


【第5回】沖縄会場
日  時:令和2年4月25日(土) 13:00~17:00
場  所:沖縄青年会館1階(珊瑚の間)
沖縄県那覇市久米2-15-23
アクセス:http://www.okiseikan.or.jp/user.php?CMD=1154016000000
講  師:広野 行男 先生(環境省沖縄奄美自然環境事務所 国立公園保護管理企画官)
清水 徹郎 先生(南部徳洲会病院 高気圧治療部長/救急診療部長)
海上保安庁講師(現在調整中)


【第6回】福岡会場
日  時:令和2年4月26日(日) 13:00~17:00
場  所:エイムアテイン大博通り貸会議室3A
福岡県福岡市博多区博多駅前1-11-27 峰ビル3階
アクセス:https://aimattain.jp/access.html
講  師:高田 浩二 先生(海と博物館研究所 所長)
山見 信夫 先生(医療法人信愛会山見医院 副院長)
海上保安庁講師(現在調整中)

(開催中止)【Seminar】ダイビング安全講習会の開催決定!

【重要】「DAN JAPANダイビング安全講習会」の中止について

新型コロナウイルス感染症に関し、政府及び関係機関等から提供される情報を基に状況を注視してきましたが、4月以降につきましても感染症が終息していない可能性が考えられることから、開催を予定しておりました「DAN JAPANダイビング安全講習会」については、参加者及び関係者の健康・安全面を第一に考え、やむなく中止させていただくことに致しました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。

「ダイビング安全講習会」を全国6会場で開催します。
本年のテーマは「ダイバーとしての知識を深めよう ― 潜水医学・海の環境・海の安全について -」です。
DAN JAPAN会員の方は無料で聴講できますので、ぜひご参加ください。

【重要】セミナー開催における新型コロナウイルス対策について


【参加費】
DAN JAPAN会員(一般/インストラクター/スポンサー):無料
パートナーシップメンバー:無料
安全潜水管理者:無料
※DAN JAPAN会員の方は必ず会員証をご持参ください。

【申込方法】

メールにて、①会員番号②お名前③参加予定会場をお送りください。
■申込先:(一財)日本海洋レジャー安全・振興協会(DAN JAPAN)
mail:info@danjapan.gr.jp
※電話またはFAXでもお申込みいただけます。(TEL:045-228-3066/FAX:045-228-3063)


【第1回】東京会場
日  時:令和2年4月4日(土) 13:20~17:00
場  所:としま区民センター7階(701-702-703会議室)
東京都豊島区東池袋1丁目20-10
アクセス:https://www.toshima-mirai.or.jp/center/a_kumin/
講  師:藤原 秀一 先生(いであ株式会社 技術顧問/元海中公園センター)
鈴木 信哉 先生(亀田総合病院 高気圧酸素治療室 室長)
海上保安庁講師(現在調整中)


【第2回】札幌会場
日  時:令和2年4月11日(土) 13:00~17:00
場  所:札幌駅前ビジネススペース 2-B
北海道札幌市中央区北5条西6丁目1-23 第二北海道通信ビル2階
アクセス:http://sebs.pw/access.html
講  師:田中 準 先生(環境省北海道地方環境事務所 国立公園課長)
藤田 智 先生(旭川医科大学 医学部 教授/救急救命センター センター長)
海上保安庁講師(現在調整中)


【第3回】大阪会場
日  時:令和2年4月18日(土) 13:00~17:00
場  所:貸会議室 プランセカンス
大阪府大阪市淀川区西中島4-2-26 天神第一ビル605号室
アクセス:https://www.spacemarket.com/spaces/3BEFURna393-iAi4/rooms/wN3KfdN5qQqma4AK
講  師:高橋 明子 先生(環境省近畿地方環境事務所 国立公園利用企画官)
近藤 美紀子 先生(医療法人近藤眼科 理事長)
海上保安庁講師(現在調整中)


【第4回】名古屋会場
日  時:令和2年4月19日(日) 13:00~17:00
場  所:貸会議室イールーム名古屋駅前A
愛知県名古屋市中村区名駅3-12-14 今井ビル5F
アクセス:https://www.spacee.jp/listings/10975
講  師:中嶋 清徳 先生(名古屋港水族館飼育展示第一課 課長)
近藤 美紀子 先生(医療法人近藤眼科 理事長)
海上保安庁講師(現在調整中)


【第5回】沖縄会場
日  時:令和2年4月25日(土) 13:00~17:00
場  所:沖縄青年会館1階(珊瑚の間)
沖縄県那覇市久米2-15-23
アクセス:http://www.okiseikan.or.jp/user.php?CMD=1154016000000
講  師:広野 行男 先生(環境省沖縄奄美自然環境事務所 国立公園保護管理企画官)
清水 徹郎 先生(南部徳洲会病院 高気圧治療部長/救急診療部長)
海上保安庁講師(現在調整中)


【第6回】福岡会場
日  時:令和2年4月26日(日) 13:00~17:00
場  所:エイムアテイン大博通り貸会議室3A
福岡県福岡市博多区博多駅前1-11-27 峰ビル3階
アクセス:https://aimattain.jp/access.html
講  師:高田 浩二 先生(海と博物館研究所 所長)
山見 信夫 先生(医療法人信愛会山見医院 副院長)
海上保安庁講師(現在調整中)

【Incident Report】ダイビング後の回転性めまい

[報告されたケース]

65歳の女性ダイバーがその日2本目のダイビングから浮上後、10分以内に激しいふらつき感、回転性めまい、吐き気/嘔吐の症状が出ました。
一緒にいたダイバーがDANの緊急ホットラインに電話し、対応した医療担当者は現場の神経検査を行うようにアドバイスしました。そして、回転性めまいによる歩行困難、右目の痙攣(けいれん)が判明しました。

【ダイビングプロフィール】
1本目>> 水深29m/30分 35%ナイトロックス使用 水面休息時間1時間10分
2本目>> 水深24m/45分 34%ナイトロックス使用
※2本のダイビングは共に安全停止を実施
※5mmフルウェットスーツ着用、ボートダイビングで0.6m~1.2mの波あり

めまいが出てから水以外は何も口にしていません。

電話をかけたダイバーによると、彼女はいつもより耳抜きに問題があり、鼓膜を破ったことが何度かあるけれども、このダイビングについては潜降・浮上で明らかな問題はなかったということでした。めまいと吐き気/嘔吐以外の症状はありませんでした。

彼女は症状が出てからおよそ90分で最寄りの医療センターに運ばれ、U.S.Navy治療表6に従って高気圧酸素治療が行われました。5時間の治療後でも症状は改善しませんでした。

[専門家からのコメント]

回転性めまいとは、実際には動いていないのに、自分自身もしくは自分の周囲が回転しているという感覚です。自分が回転している渦を巻いている落下している、あるいは傾いているように感じるかもしれません。水面浮上後に持続性のめまいと嘔吐がある場合、脳や耳が関係している事態、例えば内耳減圧症(DCS)、内耳圧外傷または脳卒中などの可能性があります。

ダイビング後の発症時間によって、症状がダイビングによって引き起こされたものである可能性が高まります。眼振がある場合、通常は前庭機能障害が考えられます。今回、めまいが発症するのに水面浮上後約10分経過しているため、圧外傷も選択肢に入れるべきですが、DCSだと思われます。

内耳の前庭器官はバランス(平衡)をコントロールしている機構の一部で、その器官が適切に機能しないと、間違った信号が脳に送られ、めまいを引き起こします。ダイビング後の前庭機能障害によるめまいの場合、内耳減圧症(DCS)か内耳圧外傷のどちらかによる前庭機能障害の可能性があり得ます。
内耳減圧症(DCS)には高圧酸素治療が必要ですが、一方で内耳圧外傷は圧力下の治療で症状が悪化する恐れがあります。

DANではこのダイバーの追跡調査を試みましたが、連絡が取れませんでした。
治療した病院にも連絡をしてみましたが、限られた情報しか得られませんでした。担当医師は内耳圧外傷の可能性を除外し、内耳減圧症(DCS)に対する治療を行ったようです。

初回U.S.Navy治療表6の治療を受けましたが、症状は改善されなかったため、引き続き1日2回のU.S.Navy治療表9の治療をさらに3日受け、多少の改善が見られました。
発症から4日、症状は改善しましたが、患者はまだめまいを訴えました。介助なしにゆっくり歩くことはできるようになりましたが、運転はできませんでした。

退院時、片目が完全に正常ではないこと、そして聴力の低下が症状として残っていました(以前よりこのダイバーは補聴器を使用していました)。
彼女のバディによると、発症後90日後に耳鼻咽喉科医がダイビングを許可し、それ以降10~15ダイブしているそうです。視力の変化と聴力低下が症状として残っています。
回復に長い時間がかかるのは、内耳に何らかの回復不能な障害がある可能性を示します。

日常生活においては、時間の経過につれて損傷器官の代替ができあがるかもしてませんが、ダイビングをするのは危険かもしてません。そのため、ダイビングで内耳障害が発現した後には徹底的に内耳の検査を行ってからダイビングに復帰しなくてはなりません。

-Lana sorrel, EMT, DMT

DAN酸素インストラクタートレーナー講習開催のお知らせ

2020年のDAN酸素トレーナー講習の開催が決定しました!
※新教材をお持ちでない場合、教材のご購入が必要となりますのでご注意下さい。

【開催日/場所】
◉横浜会場:2020年2月19日(水)、20日(木) 2日間
(申込期限:2020年2月7日(金) 書類事務局必着)
神奈川県横浜市中区本町4-43 A-PLACE馬車道3F 大会議室

開催案内(横浜会場)

【講習受講料】
インストラクタートレーナー新規講習:44,000円(税込)
インストラクタートレーナー更新講習:22,000円(税込)
インストラクタートレーナーアップデート講習:5,500円(税込)
*教材費(別途):16,800円(税込)

【申込方法】
参加申込書/受講条件確認書
※参加申込書記入→所属指導団体より承認印受領→受講条件確認書と共にDAN JAPAN事務局へ送付してください。
記載内容を確認後、事務局より受付連絡および受講料・教材費のお支払依頼のご連絡をさせていただきます。

【お問合せ先】
DAN JAPAN事務局 トレーニング担当 白石
☎045-228-3066(平日9:00~17:00)
✉shiraishi@danjapan.gr.jp

【Medical FAQ/医療相談】インプラント手術後のダイビング

◆相談内容◆

質問者:女性・43歳
3週間前に歯科でインプラントの埋入オペを受けました。上顎でサイナスリフトと言って、歯槽骨から上顎洞(サイナス)へ粘膜を押し上げてインプラントを埋め込むオペですが、結局骨量が足らずインプラントは入れずそのまま歯茎を縫合しました。
主治医からは1ヶ月程ダイビングは控えるよう言われていますが、専門医ではないため何を注意すべきかはよくわかっていないようです。
歯茎側からのオペでしたが、翌日には少し鼻血も出たりしました。
ダイビング再開にあたり、耳鼻科医などに相談した方が良いでしょうか?
それとも圧平衡には無関係で、さほど気にすることはないのでしょうか?

◆医師からの回答◆

「粘膜を押し上げてインプラントを埋め込むオペですが、結局骨量が足らず、インプラントは入れずそのまま歯茎を縫合しました。」ですが、インプラントは二期的に入れることもありますが、今後インプラント挿入は行わないとのことでしょうか。
状況判断が難しいですが、基本的に気にすべき点は
1.上顎洞(副鼻腔)の状態
2.閉鎖腔の有無
と考えます。
特に2.が残存していると、潜水中の痛み(スクイーズ)の原因となります。
手術が適切に行われ、順調に創が治癒すれば問題ない(圧平衡に影響しない)と見込みますし、「歯科医師からは1ヶ月程ダイビングは控えるよう言われています」からは、感染等の合併症が無いことの見極め、創が治癒するまでの期間を想定していると思われます。
DAN JAPANのDDNETには潜水に詳しい歯科医も登録されていますので、相談されることも良いかと思います。以下のリンクからご確認ください。
▶DDNET(医師のボランティアネットワーク)

【Incident Report】グローブの穴で耳の圧外傷?

あわてたダイバーが浮力コントロールを失い、耳の圧外傷を経験

[報告されたケース]

私は、通常の圧縮空気を使用し水温10℃の海でダイビングする計画を立てていました。
水温が低いため、ドライスーツとドライグローブを着用していましたが、潜降中に片方のドライグローブに穴が開いているのに気づきました。
このトラブルを何とか解決しようとしていたところ、意図せず潜降してしまい、右耳が中耳圧外傷になってしまいました。さいわい、安全に浮力をコントロールして浮上することはできました。

[専門家からのコメント]

このケースは、ダイバーがよく過小評価する2つの要因から生じているようです。

まず、第1の要因は浮力コントロールです。
もしダイバーがトラブルを発見した時に中性浮力を保っていたならば、潜降し続けることはなかったでしょう。このケースのダイバーは重大な結果に至りませんでしたが、他の状況では悲惨な状況になっていたかもしれません。浮力コントロールされていない潜降・浮上のどちらも、最悪の結果につながる可能性があります。

さらに、第2の要因として、ドライグローブの穴を見つけようと対処していたダイバーは、混乱し、あわてていました。
本来であれば、このダイバーは写真撮影やダイビング器材の調整、海洋生物の観察をするように、トラブルにも簡単に対処できたはずです。「ダイバーは状況認識能力*1)を高めるべきです」という表現は、ありふれているかもしれません。しかし、このケースは、いつでも起きる可能性のある、些細な混乱が、マイナスの結果を生むことがあるという一例です。
*1)状況認識能力=situational awareness(SA) 周囲の現在状況を認識し、近未来における自分や周囲の状況を正しく予測/認識する能力

自動車の運転とダイビングの間に類似性を見出すことは合理的です。運転手は、目の前の作業を疎かにする「携帯で話す」、「メールを打つ」という行動を避けるよう、常に注意喚起されます。救急救命士として、私は注意散漫なダイビングのせいで悲劇的な結果に陥ったダイバーを多く見てきました。ダイバーは注意を怠ってはいけないのです。適切な浮力コントロールは、安全の為に必須のスキルで、練習と十分な意識の集中が求められます。

– Marty McCafferty, EMT-P, DMT

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