【お知らせ】2018年版 Annual Diving Reportを発行

世界で発生しているダイビング事故の分析、およびアクシデントレポート集
「DAN Annual Diving Report」が発行されました

DANアメリカが編纂している「Annual Diving Report」。
ダイビングの安全性向上を目的としているDANでは、事故の情報を収集し、将来の事故防止に役立てるために分析を行っています。

DAN JAPANは、日本において発生した事故の分析について、2015年版よりレポート作成に協力しています。英語版とはなりますが、以下のリンクより会員以外の方もダウンロード可能です。(名前、メールアドレス等の入力が必要です。)

▶ダウンロードはこちら: Annual Diving  Report 2018 Edition 【DAN America】

【Event】ブルーオーシャンフェスKANSAI 2019

2019年5月18日(土)、19日(日)の2日間、大阪南港ATCホールにて「ブルーオーシャンフェスKANSAI」が開催されます。
「ブルーオーシャンフェスKANSAI」は、西日本のダイビング/マリン関連業界の活性化のきっかけ作りを目的として行われ、今年で3回目の開催となります。国内外含めたダイビングショップやサービス/スクール、器材メーカーや旅行会社に関連メディアなど、業界が一体となって開催される、西日本最大級のイベントです。

【イベント開催情報】
日時:2019年5月18日(土)、19日(日) 10:00~18:00
場所:大阪南港ATCホール(大阪府大阪市住之江区南港北2丁目1-10)
イベント公式ホームページ:https://divingfes.jp/

会場では仮設プールが設置され、体験ダイビングやスノーケリング、SUP体験などが行われます。
まだダイバーではない友達も誘って参加してみてはいかがでしょうか?

そして今年もDAN JAPANとして出展が決定しました!【ブース番号33番】
昨年同様、ブースにて会員のみなさまにプレゼントをご用意してお待ちしております。
プレゼントは、写真に写っている「DAN JAPANロゴ入り反射板(非売品)」です!
各日100個限定となりますのでお早めにお越しください。
※必ず有効な会員カードをご持参ください。写真に撮っておくと便利です。

【終了しました】DAN JAPAN会員様限定 特別招待券プレゼント!

特別招待券をペアでお送りします(登録住所に発送となります)。
ご希望の方はお早めにご応募ください!!
●応募締切:2019年5月9日(木)
●応募方法:report@danjapan.gr.jp 宛てに、タイトル「特別招待券希望」とし、①会員番号 ②お名前 をご入力の上、メールしてください。
※先着順にて受付となります。予定数に達し次第、締切とさせていただきますので、ご了承ください。

また、会場限定で新規入会キャンペーンを行っております。入会を迷っている方も、ぜひブースまでお越しください!

【Medical FAQ/医療相談】高尿酸値症ダイバーのダイビング適正

◆相談内容◆

質問者:男性・40代

私は高尿酸血症で、太り気味の男性です。ダイビング適正についてアドバイスをお願いします。

◆医師からの回答◆

【高尿酸血症とは】
痛風、腎障害の原因ともなる、血液中の尿酸値が高い状態です。最近では、30歳以上の男性の30%以上に高尿酸血症が見られるとも考えられており、メタボリック症候群のマーカーともいわれています。生活習慣病(かつての成人病)と関連し、心血管系疾患の発症リスクも高いため、治療の対象となります。

【高尿酸血症とダイビング適性】
具体的な投薬内容はわかりませんが、高尿酸血症の治療薬は大きく以下の2つに分かれます。
1. 尿酸の作成を抑える薬
2. 尿酸の排泄を促す薬

それぞれ肝機能障害等様々な副作用がありますが、ダイビング上、特に着目すべき副作用は指摘できません。激しい運動は尿酸値を上げるので勧められませんが、軽い運動は、高尿酸血症の治療としてむしろ推奨されます。そのため、通常のダイビング活動は可能と思います。ただ、前述したように一定の心血管系のリスクは内在していると思われますので、その点をご自身がどのように考えるかでしょう。

ダイビング死亡事故の原因として、常に2割ほどを占めているのが心血管系疾患です。たとえば、軽い運動を行っている最中に心筋梗塞が発症した場合、それが陸上と水中では救命率に圧倒的な差が生じます。
また、運動適性が気になります。太り気味とのことですが、運動能力はどうでしょうか。高血圧などの合併はないでしょうか。

【DAN JAPANガイドライン】
DANJAPANのガイドラインでは、肥満も相対的に危険な状態と評価されています(運動能力低下、冠動脈疾患の危険因子のため)。

ダイビングに適切な運動能力として13METS(2,500m を12分で走れる能力)を求めています。実際にはこの基準は厳しすぎるとの指摘もありますが、一定の運動能力がダイビングには必要です。
DANJAPANガイドライン
そのあたりの観点から主治医と相談し、ダイビング実施の有無を考えることが良いと思います。最終的にはご自身がどの程度のリスクを受け入れるかに左右されると考えます。

―DAN JAPANメディカルチーム