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【Medical FAQ/医療相談】痛風・服薬中ダイバーのダイビング

【Medical FAQ/医療相談】痛風・服薬中ダイバーのダイビング

◆相談内容◆

質問者:男性(インストラクター会員)

痛風の持病があるゲストからのお問合せがありました。
「ダイビング時に痛風の薬(フェブリク錠)を服用していますが、服薬してダイビングをしても問題ないでしょうか」との質問がありました。
ご教示いただきますよう、お願いいたします。

◆医師からの回答◆

◎痛風とは?
痛風とは、尿酸が体内にたまり尿酸結晶となることで激しい関節炎を生じる疾患です。血液中の尿酸値が高い状態を高尿酸血症といい、痛風のほか、腎障害などの原因となります。
痛風の治療は発作時に関節炎に対する消炎鎮痛の治療を行うことと、基盤にある高尿酸血症に対する治療を行うことが重要となります。

また、高尿酸血症はメタボリック症候群のマーカーとして見られることがあります。つまり、尿酸値が高いことが生活習慣病(かつて成人病と言われていました)と関連し、ひいては、心血管系疾患の発症リスクを反映しているのでは、との見解があります。

【高尿酸血症の治療薬】
高尿酸血症の治療薬は大きく2つにわかれます。
1.尿酸の作成を抑える薬
2.尿酸の排泄を促す薬

フェブリク錠は1.にあたる比較的新しい薬剤(2011年より本邦で発売)です。肝機能障害等様々な副作用がありますが、ダイビング上特に着目すべき副作用は指摘できません。

【今回のゲストの場合】
実際の副作用出現状況をゲストに聞いてみるとよいでしょう。激しい運動は尿酸値を上げるので勧められませんが、高尿酸血症の治療として軽い運動はむしろ推奨されますので、その意味では通常のダイビング活動は可能と思います。
ただ、前述したように一定の心血管系のリスクを内在している可能性があるので、そのほかの高血圧などの生活習慣病の有無や運動適性について、主治医と相談するのがよいでしょう。

-DAN JAPANメディカルチーム